昨日、循環器系内科医の親族から、こんな話を聞きました。

小学1年生が親と一緒に外来に来たらしく、風邪だという事で診察と検査を行ったようです。検査が始まると、みるみる子供の体調が悪化して、自分で歩く事すら出来なくなってしまい、いつの間にか医師と看護士の看護の甲斐もなく重症化の一途を辿ったようです。重症患者への“最後の切り札”とされる、人工心肺装置ECMOの功もなく、結局、帰らぬ人となったのは8月16日のお盆の事だった。ご両親が泣いておられた姿が忘れられない。担当医ではなかったけど、身に染みる光景だった。今年の夏はコロナも流行っているが風邪の菌でも心臓に入ってしまうと、こうなってしまう。心臓に入るか、その菌が留まるかは本当に運でしかない。

この医師の言葉を思い出し、今日、私は不動明王様に手を合わせました。私が祈るのは、この為です。厳しい残暑で額も法衣も汗まみれ。でも私はご縁を頂いた方々に諸縁吉祥ならん事を祈らずにはおれません。皆々様に運が舞い込んで参りますように。

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